和歌山県知事 岸本周平 official website

Blog活動ブログ

2007年6月24日

とうげん塾


         (とうげん塾で熱っぽく語る東元さん) 

 昨日は、阪口直人さんの後援会事務所に詰めました。新聞社からのアンケートに答えなければならないので、その草稿を書きました。候補者は下書きを書くようなヒマがありません。私の選挙の時にも、通産省を辞めたばかりの池上三六君が下書きを書いてくれました。

 今度は、私が直人さんのお手伝いをする番になったわけです。年金問題の原因や解決策などの問いが中心でした。

 たとえば、回答としては「年金記録が不明になっている主な原因は、社会保険庁の事務管理体制が無責任体質であったこと。厚生省のキャリア官僚と、本庁採用、そして地方採用の職員の三層構造の中で、管理者の労務管理が不適切で、国民のためのサービスを行うという意識が全く欠けていた。」

 「抜本的な解決策としては「年金手帳」を発行して、いつでも自分の記録を確認できるようにする。厚生年金や国民年金などのすべての年金を一つにし、公平な制度にするとともに、消費税を基礎年金の部分に充てる。」などです。

 夕方から、和歌浦の「とうげん塾」に久し振りに参加しました。昨日の講師は高野町の高橋寛治副町長さんでした。高橋さんは、長年、長野県飯田市の都市再開発の責任者として、飯田モデルを成功させた方です。

 飯田モデルとは都市の再開発をするのにデベロッパーやゼネコンを使わずに、市民と市役所だけでやるやり方です。お金も自分達で工面します。一度に大規模な再開発をするのではなく、地権者が合意のできた部分から始めます。そして、何回かの再開発の結果、広い範囲の再開発ができていたという形をとります。

 中心市街地がその対象となりますが、飯田モデルでは「商業」という切り口は使いません。あくまでも「住」が最優先されます。住む人を増やせば、商業は自然と成り立つと考えるわけです。「住みやすさ」の中には、医療や福祉の施設が近くにあることが当然重視されます。そんな公共事業の結果、民間の投資が自然と追いかけてくるのです。

 パワーポイントを使った高橋さんの説明は判りやすく、私自身、素晴らしいヒントをいただきました。その後は、東元さんの家の広いお庭に場所を移してバーベキュー大会。梅雨の合間の晴れた夕方、さわやかな海風に吹かれながら、ビールを片手に、議論はいつまでも延々と続いたのでした。

ほんまもんの改革号

2007年6月23日

活動ブログ
一覧へ

ほたる狩

2007年6月25日