ストリートチルドレン
(通勤客の皆さんからは振り向きもされない中、必死で演説を続ける周平)
昨日の朝の街頭演説は小雨交じりの中でした。傘をさすべきか、あるいは180円のポケットレインコートを着るべきか。はたまた雨にぬれたままで演説をするべきか、心は揺れ動きます。結局、たいした雨ではなかったので、ぬれたままで通しました。
今朝は、さわやかなお天気で、半袖のワイシャツだと汗もかかず気持ちよく演説ができました。しかし、いつもいつもさわやかな街頭演説というわけではありません。小さな駅では、駅前がすぐに道路になっていたりして、自動車の排気ガスを浴びながら演説をする場合もあります。
そんな時、いつも、東南アジアのストリートチルドレンを思い出します。彼らは、住む場所がなく、まさに路上が生活の場所です。物売りをしたり、自動車の窓を勝手にみがいて(汚しているような時もありますが、、)チップをもらったりします。
でも、その子たちは元気一杯で目が輝いています。たいへんな生活をしているのに、底抜けに明るいんですね。貧富の格差という意味では、中国や東南アジアの国々はすごいものがあります。日本はまだまだ恵まれています。
私の場合は、帰って寝る場所もありますし、一応「事務所」もかまえていますから、路上生活者ではありません(当り前やんか)。しかし、駅前の路上やスーパーマーケットの駐車場で活動することが多く、路上の生活がすっかり身体になじんできました。落選中の野党の候補者は組織もお金もありませんから、できることは路上から政策を訴えるしか戦う手段がないのです。
しかし、路上から有権者に直接訴えることこそが政治の原点なのです。あらかじめ、人を集めてもらって演説するのと、聞きたくもない人々に話しを聞いてもらうのとでは気合の入り方が違ってきます。
二世、三世の政治家と私のようなたたき上げの違いは路上生活の濃度だと確信しています。私もストリートチルドレンのように、明るく、目を輝かせて路上からの訴えを続けたいと思います。周平を路上で見かけたら、どうかお気軽に声をかけてください。