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Blog活動ブログ

2007年5月24日

規制改革の行き過ぎ

 今日も、朝から民主党の党員・サポーター募集で走り回っていました。党員が年会費6千円、サポーターが2千円です。党員になると代表選挙の投票権があります。しかし、なかなか加入してくれる方を集めるのはたいへんです。

 私の応援団の中には、保守系で自民党員の方も多いので、頼み辛い場合もあります。それでも、お願いして、民主党員になってくださる方には本当に感謝、感謝です。

 そうして、和歌山市内をウロウロしていますと、いろんなお話が聞けます。地元での活動は生の情報が手に入るので、有難いです。今日は、和歌山県タクシー協会の関係者から「規制改革」の行き過ぎについて聞いてきました。

 タクシー業界も規制改革の波をかぶりました。台数制限が撤廃されて、一気にタクシー台数が増えました。供給が増えても、需要は大きく増えません。特に、景気の悪い時代が続きました。となると、1台あたりの売上げは必ず減ります。そして、ドライバーさんの給料も減ります。会社も経営が苦しくなり、値上げを申請せざるを得ません。「お役人」さんが机上の空論で規制改革をやったそのツケは想像を絶するものになりました。

 和歌山県は、規制改革では台数は増えませんでしたが、昔の国体のときに、台数が臨時に増やされた後、その台数が定着し、過当競争のままになっています。今、和歌山市では、中型の初乗りが570円(1.8キロ)です。同じような規模の長野市では初乗り650円(1.5キロ)が今回710円(1.5キロ)に値上げされました。利用者にとって、安いのはありがたいですが、その結果、平成17年のドライバーさんの賃金は和歌山県では年間206万円(13社の原価計算)です。サンプル調査の全国平均が302万円。大阪府は322万円、近畿で和歌山の次に低い京都府で275万円。

 和歌山のタクシードライバーさんの賃金が余りにも低いので、年金をもらいながらの年配のドライバーさんが多いのが和歌山の特色です。したがって、平均年齢も毎年1歳ずつ上がっていきます。平成18年で平均60歳です。今年は61歳になるでしょう。子育てをするような世代が働きたいと思える職場ではなくなっています。

 たしかに、放送や通信などの規制改革の必要な分野もあるでしょうが、乱暴な「規制改革」の怖さもあります。観光バス事業では、「安全を確保する自信がない。」として、良心的な会社は撤退していきます。必ず政権交代で、「弱いものいじめ」の政治を転換しなければと決意を固めなおしました。

和田秀樹さん

2007年5月23日

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津本陽さん

2007年5月26日