県庁職員の皆さんへの年末知事メッセージ
今年1年、職員の皆さんには本当にお世話になりました。
知事就任間もないことで、至らないところもたくさんあったと思いますが、皆さんのおかげで、大きな失敗もなく何とか無事に1年を終えることができました。心より感謝します。
おにぎりミーティング(OMTG)にもお付き合いいただき、多くの業務改善を提案してもらいました。少しずつですが、その声に応えることができたのも担当部局の皆さんのご協力のたまものです。有難うございました。
県民を笑顔にするためには、県庁の職員自らが笑顔でなければいけないと思っています。
そのためにも、ライフ・ワーク・バランス(ワーク・ライフ・バランスではなく)が大切です。若手、中堅職員の方々から「時間消費削減宣言」の提案をもらった時は、とてもうれしかったです。
来年も、皆さんと一緒に業務改善をしながら、できる限り残業しなくてもよいような仕事のやり方を工夫していきたいと思います。
年末、年始のお休みにお読みになると良いのではと、皆さんに一冊の本を紹介します。
橋本治著「上司は思いつきでものを言う」(集英社新書)です。
橋本治さんは、小説「桃尻娘」でデビューし、その後、小説、評論、戯曲、エッセイ、源氏物語の現代語訳など多方面で活躍。私の大好きな作家の一人です。
この本は、「上司は思いつきでものを言う」ということがなぜ起こってきたのかをスリリングに解剖していく本です(著者の弁)。
この本を最後まで読むと、なぜ「岸本知事は思いつきでものを言う」のかが理解できると同時に、その的確な撃退法をマスターすることもできます。これはほんまです。
来年は、できるだけ「思いつきでものを言わない」ように努力しますので、どうか一緒に楽しく仕事をしていただけるようお願いします。皆さん、よいお年をお迎えください。