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2007年1月4日

堤 慶 展覧会


 今日から、本格的に仕事が始まりました。新年のご挨拶に回りましたが、民間企業はほとんどお休みです。県庁と市役所は開いてていましたので、各労働組合にご挨拶に行きました。

 東京では、4日からすべての企業がフル活動していましたので、どうもしっくりきません。なぜ、和歌山の企業は4日まで休むのでしょうか?アメリカのように2日からフル活動する必要はありませんが、正月三が日が終わったら、働いたらどうでしょう。

 「和歌山の景気が悪い!」と言ってる暇があれば、少なくとも全国平均並みのスタートを切るべきではないでしょうか?と、毒づいていましたが、おかげさまで、時間が出来ましたので、あいさつ回りの合間に、高校時代の同級生である堤慶さんの展覧会に行ってきました。

 若い頃から、セザンヌの影響を受けた風景画を描き続けていました。高校三年生の時にクラスが一緒で、なぜか気が合いました。私の父親が、若い頃プロの絵描きだったせいかもしれません。私は、遺伝子を引き継がなかったのですが、私の娘が隔世遺伝で絵心があり、今は堤さんの後輩で武蔵野美術大学に通っています。彼女は工芸工業デザインが専攻なので、正確には洋画科の堤さんとは違いますが。

 父親は、いくら描いても絵が売れず、あまりにも貧乏だったので、私が生まれてから筆を折り、サラリーマン、になったということでした。それでも、芸術家の感性が強い父親のもとで育ちましたので、私も美術が大好きです。プロになるような才能がないということで、コンプレックスは持ちましたが、美術を愛好するセンスだけは受け継いだことを感謝しています。私の妹はいい線まで行ったのですが、やはり芸術家にはなっていません。孫を美術大学に入れたのは私にとっては親孝行で、いささかご自慢です。

 堤さんの絵を、父は何度か見てくれまして、今も応援しています。堤さんはヨーロッパで賞を取ったくらいで、和歌山では有名な絵描きさんです。テーマは和歌浦や秋葉山など彼が愛する和歌山の風景が中心です。最近は写真も発表しています。

 今日の展覧会ではこれまでと違う作風の絵が何点かありました。そのことを指摘すると、彼は「そうなんだよ、そろそろ売れる絵を描かなければね。」と力強く言ってくれました。

 県民文化会館のギャラリーで8日までやっています。彼の教え子達の星林高校の美術部の展覧会も併設しています。ぜひ、一度ご覧下さい。

新年会

2007年1月3日

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2007年1月5日