和歌山県 東京学生寮 創立50周年記念パーティー
今日は、和歌山県奨学会東京学生寮の創立50周年記念パーティーがウエルサンピア和歌山で開かれまし。今日も初盆参りで終日走り回っていましたが、夕方5時半から参加してきました。
1975年に東大に入学した際に、両親が心配して、県の学生寮に入れれば食事の世話もしてくれるし、田舎者の周平でも何とかなるだろうと手続きをしてくれました。当時は面接試験もあり、いささか緊張して受けに行った記憶があります。
同じ世代の青年が一緒に暮らすので、とても楽しい寮生活でした。ただし、あんまり遊んでばかりになって、学校の単位が取れなくなって、1年もしないうちに退寮し、下宿に移りました。
これまでは、卆寮生だけのOB会だったのですが、50周年の記念行事をするにあたって、私のような中途退寮者にもOB会に参加の道を開いてくれたとのことでした。おかげで、懐かしい先輩方にお目にかかれました。また、これまでお付き合いいただいていた方々が以外にも学生寮OBだったことを知り、たいへんうれしく思う一幕もありました。
私が学生寮にいたときは、寮長は佐藤要三先生でした。佐藤先生はそのころはかなりご高齢でしたが、存在そのものが教育者でした。一緒に空間と時間を共有するだけで、佐藤先生の徳に包まれて幸せな気持ちになれるのです。
私は生涯で、ただそこに座っているだけで、学生の心を平安にさせる教育者に出会えたことを誇りに思っています。退寮するときにも相談しましたが、泰若自然、好きなようにしなさいとの笑顔で送り出していただきました。
1年弱の短い寮生活でしたが、生涯の親友もでき、尊敬できる先輩方との出会いは、かけがえのないものとなっています。学生寮のときの先輩方には今も、お世話になっています。
宴たけなわになって、大学別の校歌や応援歌のオンパレードとなりました。騒然とした中で、宴会は続きます。この雰囲気はまさに東京学生寮そのものだなと感激しました。