TPP特別委員会 質問に立ちます!

TPP(環太平洋パートナーシップ協定等に関する)特別委員会
質問に立ちます!

下記の日程で総理入りNHK生中継されますのでぜひご覧くださいませ!

4月8日(金) 岸本周平 質疑時間 10:00-10:40メド

また、衆議院インターネット中継TVでも質疑の様子がご覧頂けます。
あわせてご覧ください

http://www.shugiintv.go.jp/jp

和歌山の週末はお花見三昧!

(山東地区老人会「橘会」のゲートゴルフ大会であいさつする岸本周平。)

 この週末、和歌山市には満開の桜に大勢のお花見客が集まりました。

 和歌山市内には和歌山城、紀三井寺をはじめ桜の名所がたくさんありますが、街の片隅の公園でも見事な桜が咲き誇っています。

 タケノコで有名な山東地区のゲートゴルフ大会に出席しましたが、満開の桜の下での競技に。

 毎年、この季節に開催されており、元気なシニアパワーと桜の組合わせは最高です。

(和歌山城公園前の交差点で街頭演説。)

 土曜日の午後、大勢の市民が集まる和歌山城公園前で街頭演説。

 「民進党」の宣伝も兼ねて、和歌山県連の皆さんと一緒に立ちました。

 残念ながら、新しい党への期待はまったく感じられません。

 これまで通り、地道な活動をコツコツと続けて、岸本周平個人への信頼をいただく以外に道はないことをしみじみ感じました。

(和歌山城公園一の橋の桜。)

 日曜日も、曇りがちながら雨は夜まで降りませんでしたので、お花見のはしご。

 朝一番は、「名勝和歌の浦桜まつり」に。餅つきにも参加しました。

 玉津島神社の桜も見事なものです。

(和歌の浦玉津島神社の桜。)

 何より、玉津島保存会のメンバーや地元の連合自治会や消防分団の皆さんの協力で春夏秋冬の季節のイベントを開催する地元パワーに感動です。

 草の根の活動を始めて11年。

 ふるさと和歌山の地域の力を感じることができて幸福な人生だとつくづく思います。

 

(玉津島神社での餅つき。)

和歌山電鐵10周年記念式典

(和歌山電鐵10周年記念式典会場にて。)

 スーパー駅長のたまちゃんで有名な和歌山電鐵貴志川線の10周年記念イベントに参加。

 岡山電気軌道の小嶋光信社長のアイデアと沿線住民の熱意でここまで来ました。

 私も浪人中から「貴志川線の未来をつくる会」の会員として、いろんなイベントに顔を出してきました。

 式典は和歌山電鐵の本社のある伊太祈曽駅の駅前広場で、近所にある「しょうぶ園」の園児たちの鼓笛演奏でスタート。

(しょうぶ園の園児たちの鼓笛演奏。)

 続いて、ニタマ駅長と一緒の小嶋光信社長や貴志川線の未来をつくる会の浜口晃夫代表があいさつ。この10年間の思いのこもったスピーチでした。

  経営主体が変わる前の貴志川線の利用者は平成17年度で192万人。10年経って、平成26年度の年間利用者はおよそ230万人に増えています。

 特に、たま駅長が国際的に有名になってから海外からの観光客が増えました。今日も、たま駅長が祭られている「たま神社」には大勢の外国人が押し寄せていました。

式典の後、去年6月に亡くなった名誉永久駅長「たま」のレリーフが、「たま電車」の車内にある駅長室に飾られました。

(たま電車の内部。)

 地方のローカル線再生のモデルになった貴志川線ですが、それでも行政からの施設整備補助金をもらわないと経営できません。

 さらに、乗降客を増やしていくために、「貴志川線の未来をつくる会」を中心に活動を続けます。

第6回「高校生100人×国会議員」

(「高校生100人×国会議員」会議で語る岸本周平。)

 NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」主催の「高校生100人×国会議員」会議が衆議院議員会館で開催されました。

 今回で6回目です。超党派のNPO議員連盟が初回から後援をしており、私も最初から参加しています。

 先週も「全国高校生未来会議」というイベントがありましたが、NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」は、院内での高校生主体の活動の老舗のような団体です。

 ランチタイムからの参加となりましたが、「グローバルコース」にエントリー。

 10人のメンバーの内、高校時代にすでに留学経験のある生徒さんも多く、大学から留学したいという人もいました。

 中には、フィリピンで現地の法人とタイアップしてNPO活動をしてきました、なんていう女子高生もいて、頼もしい限りでした。

 海外での生活を経験することで、いろんな価値観の違いや逆に家族をたいせつにすることなどは日本と同じ(あるいはそれ以上に家族愛がすごいとの声も。)だと気付けます。

 それにしても、女子のパワーに圧倒されますね。

 昨年、ポリオ撲滅議員連盟の調査でパキスタンに行った時、国連やNGO関係の機関で働く多くの若い日本女性に会ってビックリしました。若い男性は皆無でしたが、今日の会合でも、グローバルコースの男子は一人だけ。

 うーん。どうしてこうなるんでしょう。
 

急がれる障がい者政策の見直し!

(懇談会の参加者の皆さんと記念撮影@くろしお作業所。)

 共同作業所の仲間で作る「きょうされん」和歌山支部との懇談会。

 「きょうされん」が、毎年、「障害者福祉についての法制度の拡充に関する請願」をされますが、いつも紹介議員になっています。

 そのようなご縁もまって、懇談会を毎年やっていますが、今年は、利用者さん達にも入ってもらいました。

 次のような多くの問題があります。

 2014年に日本政府は障害者権利条約を批准しましたが、その趣旨が生かされていません。

 障害者総合支援法の見直しが、利用者負担の強化の方向で行われようとしていること。

 労働施策と福祉施策が一体的に行われておらず、雇用の場では生活面の支援がなく、福祉的就労の場では、労働者としての扱いがなされていないこと。

 また、65歳になると介護保険優先の原則で、これまで受けていた支援が受けられなくなるなど所得保障が十分ではないことなどです。

 一方で、現場の皆さんの声をうかがうと、リハビリの必要な方へのヘルパー派遣回数のカットなど和歌山市のサービスが理由もなく低下している現状が判りました。

 さらに、中途障がいのご家庭では、奥さんが働いて収入がある場合、高い利用料を払わねばならなくなるなどの問題があります。所得制限を無くす、普遍主義の社会保障がいかに大切か確認できました。

 障がいのある方が、地域で自立して暮らしていける権利を当たり前のように確立したいものです。

 GDPに占める障がい者関連予算をみると、先進国であるOECDの平均は0.43%。最高のスウエーデンでは2.08%、ドイツ、0.75%、英国0.50%です。日本はわずかに0.32%です。いかにも劣っています。せめてOECD平均の予算は確保すべきです。

 これからもしっかりと現場のニーズをつかんで、和歌山から障がい者政策を変えていきたいですね。

(利用者の代表から請願書を受け取る岸本周平。)

民進党結党大会に思う

(脳科学者茂木健一郎さん)

 3月27日の日曜日、民進党の結党大会に参加。

 衆議院96名、参議院60名、参議院の共同会派5名の新しい政党ができました。

 ゲストの脳科学者茂木健一郎さんが、「人工知能が囲碁で人間に勝てるようになったのは、反省することができるようになったから。反省するのに遅いことはない、美しい反省をしなさい。」とスピーチ。

 まずは、「実際に行ったプランAに対して、プランBの可能性について反省」。

 次に、何より、「その政策の前提である価値観、世界観を反省すべきだ。」と痛烈なごあいさつでした。

 シールズの奥田愛基さんは、「国民の政治離れではなく、政治の国民離れではないか?」「自分達が有難うと言える政治家になって欲しい。」と。

(シールズの奥田愛基さん)

 どちらも胸に響く言葉でした。

 そして、お二人とも、「自分は民進党の党員でもなんでもないが、健全な野党勢力が存在することが日本の政治には必要だから、応援に来たのだ。」とおっしゃいました。

 日頃の草の根活動のおかげで、私も、国民の多くは、そう思っていると感じます。

 しかし、暴走気味の安倍自民党の受け皿になりきれていない野党第1党では意味がありません。

 共同通信の調査(3月20、21日)では、民進党の支持率は8.0%。合併前の民主党9.3%、維新1.2%の合計10.5%よりも2.5ポイント下がっています。新党へのご祝儀もなく、かえってマイナスになっていることを真剣に受け止めなければなりません。

 そのために、茂木先生の言うように、本気で反省すべきです。

 プランBの可能性に関しては、官僚との付き合い方など手法も含めて、検証を行ってきましたが、民主党時代の価値観については、真剣な反省が行えていなかったと思います。

 経済成長を目的にし、新自由主義的な発想で成長戦略を構想する状況が今も党内に残っています。

 成長を目標とする、進歩主義の考え方から抜け出し、人間として最低限必要な、教育や医療に関して普遍主義的な給付を行うことで、結果として一人一人の能力を高め、結果とし豊かな生活と格差のない社会を実現するというアプローチをとるべきです。

 成長か分配かという不毛な議論ではなく、国民皆で薄く広く負担し、所得制限などをせずに国民皆で受益するシステムをどう作るのか。

 魔法の杖はありません。どんなに政策をゆがめても、高度成長の夢よもう一度というアベノミクスとはまったく異なる次元の政策理念を打ち立てられるかどうか?

 私たちの責任は重い。新党の挑戦です。
 
【参考】岸本周平ブログ2016年1月25日「分断社会を終わらせる

「全国高校生未来会議」に参加して。

(高校生の諸君と議論する岸本周平。)

 国会内の会議室で、「全国高校生未来会議」が開かれました。

 全国47都道府県から、2名ずつを公募、「地域興しプランコンテスト」を行うイベントです。

 この二名が地元に帰り、たとえば、「和歌山県高校生未来会議」を企画実施する予定だそうです。

 ランチタイムにお弁当を食べながら、和歌山県の高校生を中心に意見交換。橋本市からの女子高生が二人。周りには、大阪府や島根県からの学生さんもおられました。

 皆さん、本当にしっかりしているのには感心します。

 学生さんなので、教育問題には強い関心を持っていました。

 大学までの授業料無償化については、反対の学生さんが多かったのには驚きました。

 「無料になれば、勉強する気がないのにボーと大学に行く人が増えるのではないか。」
 「高校でも、問題意識を持たずに、何となく勉強している子が多い。」
  など、、。

 大学に行きたくても、お金が無くて行けない人のことを考えれば、良い制度だと思うけど、、と問いかけたら、皆さん、「まあそうかな。」という顔をしてましたが、、。

 皆さん、まだ一番やりたいことが見つかっていないので、現状に不満、不安を持っている様子でした。私も高校生の時にはそうでしたから、懐かしい感じでしたね。

(会場の風景。)

 「大学生になったら、どんなことをしたら良いか。」と聞かれました。

 「大学以降は、大人なのだから、ともかく好きなことを見つけて、好きなことを一生懸命やれば良いよ。」とアドバイスしました。「嫌なことをイヤイヤやるのは時間の無駄です。」

 そして、「好きなことをするためにリスクを取る時には、ためらわずにリスクを取ること。自分で納得してリスクを取ったら、失敗しても後悔はしませんよ。」と。

 説教くさいおじさんの話になってしまいましたが、私の本音なので、彼らも真剣に聞き入ってくれました。

 この他、外交、安保の話もはずみました。

 まじめに、まっすぐ考える姿勢に、こちらの背筋が伸びました。

 私たちプロの政治家が頑張らないと、彼ら、彼女らに恥ずかしい!

Jリーグを目指すアルテリーヴォ和歌山激励会

(アルテリーヴォ激励会でスピーチする岸本周平。)

 Jリーグを目指す『アルテリーヴォ和歌山』の激励会に出席。

 昨年は、関西一部リーグ初優勝、全国社会人サッカー選手権大会優勝と輝かしい成績を残しました。

 今年こそJFL昇格を果たします!

 成績も素晴らしいですが、子ども達へのサッカー教室や各種スポーツイベントへのボランテア活動で市民の間に溶け込んできました。

 昨年のファン感謝デーには、漫画「ジャイアントキリング」とコラボした「カレーパーティー」を企画。和歌山の老舗商店街のぶらくり丁で大盛況を博しました。

 スタートは「和歌山からJリーグをつくる会」ができた2006年。その時から応援してきましたので、私の和歌山での政治生活と重なる日々です。

 NPO法人「和歌山からJリーグチームをつくる会」の支援の下、チームが結成されたのが2007年。

 市民の手作りのチームが一歩ずつ、本当に一歩ずつ、前に進んできました。

 私は、2002年のワールドカップ日韓共同開催の時から、日本サッカー協会のボランテイア活動に関わり、サーカー界とのご縁ができました。

 そのおかげで、Jリーグの初代チェアマン川淵三郎さんにはもチーム発足時にメッセージをいただきました。

 メッセージをもらいに行った時、私自身は「Jリーグチーム」をつくることには正直、半信半疑の状態でした。

 でも、川淵チェアマンからは、「必ずJリーグに上がって来いよ。」と励まされました。

 川淵さんだけは、市民の草根の力で、和歌山からJリーグチームが生まれることを本気で信じておられました。

 一昨年、チームの児玉 佳世子GMが、熊野大社で川淵さんと一緒になった時、「あれから待ってるんですよ、早く上がってくださいね」と言ってくださったとのこと。

 やはり、「和歌山からJリーグチームをつくる会」のことを覚えてくれていたのですね。

 法人理事長の前和歌山県医大学長の板倉徹先生は志半ばで天国に召され、当初2016年の激励会を予定していた日にご葬儀となってしまいました。

 今日は、出席者全員で、Jリーグへの夢を故板倉徹先生に誓いました。

 坂元要介監督頑張りましょう。

(JFL昇格への決意表明をする坂元要介監督。)

雑賀崎の夕日を見る会―春分の日

(鷹ノ巣の雑賀崎灯台からの夕日。)

 今日、春分の日は、雑賀崎灯台で「夕日を見る会」。

 『トンガの鼻自然クラブ』では、1998年から、毎年春と秋の彼岸の中日、つまり春分の日と秋分の日に「夕日を見る会」を開催してきました。
 
 私がこのクラブに加入して、夕日を見る会をお手伝いしたのは2005年の秋分の日からです。

 会場の雑賀崎灯台の広場でイベントを行ってきましたが、この春は趣向を変えて、雑賀崎の宝物である、トンガの鼻、灯台のある鷹ノ巣、そして番所の鼻の三つの岬をめぐるウオーキングを企画しました。

 和歌山城郭調査研究会の水島大二先生が、雑賀崎の台場について解説をしてくださるという自然と歴史の両方を楽しめるイベントです。

 クラブの皆さんの予想をはるかに上回り100人以上の皆さんが参加してくださいました。

 
 地元の伝承では、春分の日と秋分の日には夕日を見ると、ハナフリと言って空から花が降ってくるように見えるそうです。

 私は10年通ってますが、まだ見たことありません。

 今日の日没は午後6時11分。午後2時からのウオーキングは午後5時に流れ解散。

 地元の皆さんも、たウオーキング参加者も、思い思いの場所から夕日をながめることになりました。

 今日も、ハナフリを見ることはできませんでしたが、雑賀崎の夕日の景色はやっぱり日本一です!

子ども・子育て支援法改正法案審議

(内閣委員会で質問する岸本周平。)

 
 子ども・子育て支援法の一部改正法案が衆議院内閣委員会を通過しました。

 事業所内保育事業への支援が主な内容ですが、野党の修正により、保育士をはじめとす子ども。子育て支援にかかる人材確保のための措置を講ずることが加わりました。

 以下、加藤勝信国務大臣に申しあげた質問の概要です。

 1.「地域型保育事業」

 事業所内保育、小規模保育、家庭的保育、居宅訪問型保育の「地域型保育事業」は、画期的なものとして評価すべきです。小規模保育は実施初年度に1655か所が設立され大きなポテンシャルを持っています。しかし、まだまだ運用上の課題、制度そのものの不備があります。

 たとえば、居宅訪問型保育は、障がい児やひとり親、あるいは離島など対象が限定されています。定員も1対1と使い勝手が悪すぎます。

 そもそも、保育事業全体で、施設整備中心の箱もの行政が改められておらず、居宅訪問型の病児保育などには助成がなされていません。

 また、他の制度、たとえば建築基準法の規制が小規模保育の新設を妨げています。いわゆる「100平米の壁」により、100平米を超えると住居から施設になり、建物全体にスプリンクラーの設置が義務付けられます。したがって、事業者は100平米未満の物件しか探さないため、事業機会が減少します。

 2.運用の問題。

 事業所内保育事業を含む地域型保育事業、厚生労働省では、通達上「家庭的保育事業等」と呼んでいるものについては、いわゆる「連携施設」を確保する必要があります。

 全国小規模保育協議会の調査によると連携施設を確保していない小規模認可保育所は32%、全体の約三分の一もあります。

 「連携施設」がないと加算が受けられないため、経営上はたいへん厳しくなるし、そもそも厚生労働省令(平成26年第61号)により義務規定になっています。

 一方で、厚生労働省の通達「雇児0905第2号平成26年9月5日」によれば、連携施設のあっせん・調整について市町村が積極的な関与・役割を果たすべきだが、それがなされていません。

 加算方式は、介護現場でもまやかしで、本来必要な水準が加算で初めて確保できるが、要件が厳しすぎて加算が取れず、経営不振につながります。「連携施設」加算は本体に埋め込むべきです。

 3.「地域型保育事業」の対象が0-2歳児に限定されている理由。

 そもそも待機児童の内0-2歳が8割を占めていたとともに、3-5歳児の保育に幼稚園が手を上げるだろうと考えていたが空振りになり、幼稚園が参入しませんでした。

 実際、都内などでは3歳児の待機児童も増えきている。3歳になっても預ける先がなく「地域型保育事業」の施設で預かると定員を食うので、0-2歳児を預かれなくなるという悪循環。

 特例給付を用いて3歳児を預かった場合の定員の弾力的措置を取るべきです。

 また、同事業を見直し、3-5歳児も対象にすれば、事業者によっては0-2歳児対象と3-5歳児対象の「家庭的保育事業等」施設を二か所つくり、「連携施設」の確保が可能になります。一石二鳥の制度改革になると考えます。

 4.企業主導型事業所内保育所のメリットは何か。

 自治体を通さずに保育所がつくれること。つまり、自治体は将来の少子化による過剰インフラを心配し、自分が負担する初期投資の枠数を少なくなるようにコントロールします。これは「自治体の壁」問題。

 ある意味、首長さんにとって当然の心配なので、たとえば法体系が異なりますが、将来定員が余った時には、「障がい児デイサービス」ができるように法整備する手もあります。

 定員以上に子どもさんを預かる「弾力化」も自治体の許可制。待機児童がいても「弾力化」しない自治体がたくさんあります。上乗せ補助を根拠に過剰な規制もします。なので、事業所主導でやれば、このレッドテープを免れます。

 事業所内保育所は自動車通勤など地方でこそ有効なモデル。満員電車に子どもを乗せて事業者内保育所に連れて行くのはなかなかたいへん。その点、居宅訪問型保育であれば、その問題がクリアされるし、施設を作る必要がなければ少人数からも対応可能。

 「地域型保育事業」の中の「居宅訪問型保育」の要件緩和をした上で、企業主導型で行えるように制度改正をすべきです。

 5.安倍総理は施政方針演説で病児保育の充実を約束。

 厚労省も病児保育の強化策を打ち出しました。

 しかしそれらは、「施設を造る時の補助」「施設に看護師を置かなくても良い」等の、施設に偏重した政策のまま。

 たとえば、病児対応型の病児保育施設においては、医院併設型が84%を占めます。これは、病児保育施設は医院の数によってキャップをはめられることを意味します。小児科医の数だけしか病児保育施設が造れないとしたら、数が増えないのは当たり前。

 一方で、訪問型病児保育は事実上、なんらの政策的支援を受けていない。

 しかし例えばNPO法人フローレンスの1日のお預かりの平均は40件近い。定員が4人と限定されている施設型よりも、訪問型は対応可能人数が多く、より広範囲でお預かりが可能となるため、効率的にニーズに対応できます。

 東京では、渋谷区、北区、文京区、足立区、千代田区などが病児保育の利用者補助(バウチャー)を行っています。

 国は訪問型病児保育を無視し続けるのではなく、施設型に拘泥して成果を出せなかった10数年を振り返り、訪問型も含めた多角的な病児保育政策を行うべきです。

 病児保育の施設偏重主義は百害あって一利なし。利用者補助(バウチャー)などで、訪問型の病児保育を支援するべき。

 また、「居宅訪問型保育」に加え、訪問型病児保育を企業主導型で行い、利用者補助(バウチャー)を制度化してはどうか。

 6.、「医療的ケア児」を学校に!

 生活する中で”医療的ケア”(鼻からチューブで栄養を取る「経管栄養」、喉に取り付ける「人工呼吸器」、胃に直接栄養を送る「胃ろう」等)を必要とする子どものことを、「医療的ケア児」と言います。

近年の新生児医療の発達により、都市部を中心にNICU(新生児集中治療室)が増設された結果、超未熟児や先天的な疾病を持つ子どもなど、以前なら出産直後に亡くなっていたケースであっても助かることが多い。その結果、医療的ケアを必要とする子どもの数は増加傾向。

 特に問題となっているのは、医療的ケア児の「義務教育」の保障。医療的ケア児のほとんどは特別支援学校に入学。その通学手段として「スクールバス」を利用しますが、医療的ケアの実施に安全性が担保できない等を理由に乗車できません。
 
 また、校内に十分な看護師を配置できない学校では、通学すること自体断られるケースも。

 さらに、よしんば通学することができても、「親同伴」であることを求められ、親(特に母親)が就労を断念し、経済環境を悪化せざるを得なくなります。どのよう子どもも、学校で教育を受ける権利があるにも関わらず、通学することすらできない子どもが存在。

 学校に通えない子どもは、「訪問教育」を選択。

 訪問教育とは、「障害が重度・重複していて養護学校等に通学困難な児童生徒に対し、教員が家庭、児童福祉施設、医療機関等を訪問して行う教育」のこと。

 しかし、この訪問教育の実態は、全国の平均で「週2,75回・180分/回」、東京では、「週3回・120分/回」という学校がほとんど。

 つまり、義務教育にも関わらず、週5回の授業が受けられないという状況。通学が可能か、そうでないかで、児が受ける「教育の差」が大きく変わることは明らかであり、在宅で過ごす医療的ケア児が学校へ行けるような対策が早急に必要。

 医療的ケア児が義務教育を受けられるようにするために、通学時や学校内において「訪問看護」と「居宅介護」の両方を利用できるよう希望します。

 付き添う看護師あるいは介護士が、通学時や授業中における医療的ケアを担うことができ、学校に通うことが可能になります。

 しかし、現在、訪問看護および居宅介護を提供する場所は、「居宅」に限定。義務教育の保障のためにも、現在の範囲を広げ、教育の場と在宅をつなぐ場(登校時や教室内での支援等)でも利用できるように、健康保険法、障害者総合支援法の改正をしていただきたい。

                                                                以上