本当の女性活躍とは?

(雑誌グラマーより転載。)

オバマ大統領のエッセイが今、女性の間で話題になっています。

20代が対象の雑誌「Glamour」に載せた 、そのタイトルは「フェミニストはこんな顔」です。

安倍政権の「女性活躍」は、取締役会の3割を女性にせよとか、女性ももっと働きやすい環境にしましょうとか、経済面でのアプローチになっています。まるで、経済活性化の道具のような扱いです。

オバマ大統領は、そうではなくて、「女性活躍社会」への挑戦を人権の問題と捉えています。

私の回りの女性たちの間では、ものすごく共感を呼んでいますし、男性の私が読んでも、ストンとお腹に収まりました。

「女性活躍」を進めるためには、要するに、「男性はかくあるべき、女性はかくあるべし。」という私たち一人ひとりのステレオタイプな考え方自体を変えること、つまり自分自身を変えることが必要だと、オバマ大統領は言っています。

女性の自立のためのこれまでの戦いは高く評価するし、法律や制度を変えることはとても重要だが、最も難しいチャレンジは、法律とは無関係な、心の中の変革を起こすことだと。

そして、彼は、シングルマザーとして彼を育ててくれた母親や、二人の娘を育てている妻が、社会のステレオタイプな男女のあり方に苦しめられたことを指摘しています。

彼自身、父親不在で育ったため、若い時に、どんな男性像を目指すのか悩んだと言います。それも男性とはクールでマッチョでなければならないというステレオタイプのせいで。

つまり、大事なことは「男らしくとか、女らしく」というステレオタイプな考え方にチャレンジしなければならないということ。

人々は、おむつを替える男性をほめるかたわら、専業主夫は非難するし、仕事ができて野心家の女性は生意気だと言われます。

「男らしくとか、女らしく」と思っている以上、本当にLGBT(ゲイやレズビアン、トランスジェンダーなど)の問題を解決することはできないわけです。

女性の活躍できる社会とは、男女の別や肌の色によって不公正な扱いを受けない、人権と平等が確保されている社会だということなんだと、オバマ大統領は語っています。

私もその通りだと思います。