民主党TPP対策本部の高知県視察

(土佐町の畜産家河合高広さんを囲んで記念撮影。)

 3月24日月曜日の朝、伊丹空港から高知龍馬空港へ向かいました。

 民主党のTPP対策本部と経済連携調査会の視察です。

 高知県土佐町の畜産、酪農農家を訪ね、JA高知の皆さんや高知県の担当者とも意見交換をしました。

 最初に、JA高知中央会の久岡隆会長はじめ役員の皆さんとお会いしました。

 その後、JA全農高知の農畜産部、高知県農業振興部の皆さんとひまわり乳業(株)の吉澤文治郎社長、農事組合法人桑鶴牧場の桑鶴精二代表との意見交換会。

(意見交換会の模様。)

 TPPの影響については、皆さん「よく判らない。」とのことで、農水省の説明には納得されていません。

 政府の出した影響試算も、対策を打つから価格は下がっても生産量は減らないという説明には大きなクエスチョンマーク?

 たとえば、「ホエイ」の輸入が増えると、ホエイに置き換わった原料部分が元の脱脂粉乳に戻ることがないため、国内の生乳の市場自体が縮んでいくことになる。これまでもそうだった。と、政府の乳業政策への不信と厳しい批判が聞かれました。

 また、政府の対策が生産性向上、大規模農家への支援中心で、中山間地域の多い高知県の農家への支援は限られるという不安が大きいようです。

 米、野菜、畜産、酪農ともに、北海道や東北などが悪影響を受けた場合、高知県のような条件の悪い農業県の生産者が「玉突き」で影響を受けるのではないかとの心配を話されていました。

 午後は、四国の真ん中土佐町で、ブランド牛「土佐あかうし」の肉用牛一貫経営をしている河合高広さん、酪農経営の宮本文弘さんの現場を視察。

(河合高広さんの牛舎で説明をお聞きしました。)

 お二人ともに、TPPの影響については、「よく判らない。」

 補助金で施設整備するにしても自己負担が大きくて、10年後を見通せない今、新たな投資には踏み切れないとのこと。

 また、飼料のコストダウンが至上命題だが、中山間の土佐町では、なかなか難しい。政府は飼料米を促進しているが、コスト面、肉や生乳の味への影響などを考えると、安易に乗れないとも。

 お会いした皆さんからは、情報提供もまったく行われず、影響や対策の効果も不明のままでは不安が残るだけ、国会の審議で、何より情報を公開してもらいたいとの強い要望をいただきました。

 私もTPP特別委員会のメンバーに選ばれましたので、この視察の結果を国会審議に大いに生かしていきます。

(JA全農高知の農畜産部、高知県農業振興部の皆さんとひまわり乳業(株)の吉澤文治郎社長、農事組合法人桑鶴牧場の桑鶴精二代表)